プロデューサー:エリザベッタ・オルミ
1987年に父であるオルミ監督の『偽りの晩餐』にスクリプターとして参加。その後映画製作の様々な現場に携わり、『ポー川のひかり』(06)で製作総指揮を務めた。2010年にはロッコ・パパレオ監督の音楽コメディ「Basilicata Coast to Coast」の製作を担当し、ダヴィッド・ディ・ドナテッロ賞3部門を受賞した。2011年には『楽園からの旅人』で再び父の作品を製作。2013年のイタリア映画祭で上映されたパオロ・ヴィルツィ監督のコメディ『来る日も来る日も』の製作も務める。
撮影監督:ファビオ・オルミ
1963年ミラノ生まれ。エルマンノ・オルミ監督の息子。1984年ころから『タクシー・ドライバー』『レイジング・ブル』などの脚本を手掛けたポール・シュレイダー監督のカメラ・アシスタントを務める。オルミ監督のカメラ・アシスタントとして短編「Artigiani veneti」(86)や「ボスコ・ヴェッキオの秘密」(93)に参加。『ジョヴァンニ』(01)では撮影監督としてダヴィッド・ディ・ドナテッロ賞を受賞した他、ヨーロッパ映画賞にもノミネートされた。 その他の作品に『明日へのチケット』(05)、『ポー川のひかり』(06)、『楽園からの旅人』(11)がある。
編集:パオロ・コッティニョーラ
1960年イタリア・ラヴェンナ生まれ。オルミ監督の『聖なる酔っぱらいの伝説』(88)で編集者としてデビュー。オルミ監督の編集作品には「創世記・天地創造と大洪水」(94)、『ジョヴァンニ』(01)、『ポー川のひかり』(06)、『楽園からの旅人』(11)があるほか、マッツァクラーティ監督の『まなざしの長さをはかって』(07)、『ラ・パッショーネ』(10)がある。
音楽:パオロ・フレス
1961年、サルデーニャ島生まれ。その叙情的で美しい音色が、マイルス・デイヴィスやチェット・ベイカーと並び称されるイタリアを代表するジャズ・トランペット奏者であり、作曲家。何度か来日もしており、2014年3月にはオマール・ソーサと共にブルーノート東京に出演した。オルミ監督作品は、『ポー川のひかり』(06)以来、2度目の楽曲提供となる。
哀愁に満ちたバンドネオンの演奏は、イタリア・マルケ州出身のダニエレ・ディ・ボナベンチュラによる。作曲、アレンジ、ピアノ、バンドネオン演奏を手がける。