郊遊

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郊遊〈ピクニック〉×しりあがり寿コラボレーション

監督の強烈な意志に圧倒された。
人間がテーマの画廊に足を踏み入れたよう。しりあがり寿(漫画家)

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ツァイ・ミンリャン監督同様、独自の世界観を持つ〈しりあがり寿さん〉が映画の世界を絵にしました。この絵をもとにしたフライヤーも配布中です。

各界著名人からの絶賛。

ツァイ・ミンリャンのマジックはフレームの外にある。
見えないものは見えるもの以上に意味があると、私は確信している。 アピチャッポン・ウィーラセタクン(映画作家)

ゆっくりと・・・歩くような速さで映像は進む。時に立ち止まり、画面は考える時間を与えてくれる。時に激しく動き、感じるのは自分が傍観者以外の何者でもない疎外感。それは現代社会と個人との関係のようでもあり、大人と子供の関係にも似ている。自分の感情は、突き放されたように美しい映像によってどっちつかずに揺れながら、ラストシーンで、どちらにも属さず、孤独を知ることになる。 奈良美智(美術家)

ツァイ監督の映画を観続けた20年。ひとつの絵を前にして立ちどまる時間。
一瞬にも思えるし、一生にも思える。 片桐はいり(俳優)

ひとつ、ひとつのショットの長さ/ボクも雨の中、交差点で看板を持って立っている。 ホンマタカシ(写真家)

月明かり、懐中電灯、街灯に照らし出された絶対的な孤独。それでもそれは私たちの中の光に変容する。 森栄喜(写真家)

映画や絵を観ることは、人生に立ち会うことと知りました。
また迎合ではなく深化して共鳴しようということも感じました。 宮本りえ(モデル)

『青春神話』から20年。
追求し続けた主題は、彷徨う人間の怒り、悲しみ、その孤独。
蔡明亮、映画を越えた最後の傑作。 秦 早穂子(映画評論家)

すべてのシークエンスが人を鷲掴みにするテレパシーを持っている。
まるで別の惑星から舞い降りた映画のようだ。★★★★★(満点) ロビー・コリン(映画評論家)*デイリー・テレグラフ紙

ツァイ・ミンリャンは他の監督とまったく違う。彼はむしろ画家に近いのか?
ジョルジョ・モランディへの映画からの回答なのか? トニー・レインズ(映画評論家)*Film Comment誌