『ニューヨーク公共図書館 エクス・リブリス』 公開記念パネルディスカッション
ニューヨーク公共図書館と<図書館の未来> 登壇者紹介

パネラー:キャリー・ウェルチ(Carrie Welch)
ニューヨーク公共図書館渉外担当役員 *映画に登場している幹部役員
2014年9月、ニューヨーク公共図書館の渉外担当最高責任者に任命され、開発、コミュニケーションおよびマーケティング、収益およびアライアンス、ならびに公共プログラム部門を監督している。

前職は、国際救済委員会(International Rescue Committee)で、ここでIRCの資金調達モデルを変革し年間収入を約200パーセント増加させ、また革新的なデジタル化をリードするなど組織の再活性化に貢献。IRCの前は、タイム社のコミュニケーション担当副社長でもあり、そこでCNNMoney.comや、FORTUNEのMost Powerful Women Summitの共同議長を含む、いくつかのブランド会議を立ち上げた。
パネラー:菅谷 明子(すがや あきこ)
在米ジャーナリスト ハーバード大学ニーマン・ジャーナリズム財団役員
2003年に出版され、現在まで重版を重ねるロングセラー「未来をつくる図書館〜ニューヨークからの報告」の著者であり、ニューヨーク公共図書館が日本で広く知られるきっかけを作る。

米ニュース雑誌「Newsweek」日本版スタッフ、経済産業研究所(RIETI)研究員などを経て独立。2011ー12 年ハーバード大学フェロー(特別研究員)としてメディア・イノベーションとジャーナリズム、創作文芸における文章表現の可能性等を研究。2014 年 からハーバード大学ニーマン・ジャーナリズム財団役員。ニューヨークのコロンビア大学 大学院修士課程修了。東京大学博士課程満期退学。関心領域は、情報社会におけるパブリック、知や学びのあり方、メディア・リテラシー、本をめぐる多様な取り組みなど。 主著に「未来をつくる図書館〜ニューヨークからの報告」「メディア・リテラシー〜世界の現場から」(いずれも岩波書店)。
パネラー:田中 久徳(たなか ひさのり)
国立国会図書館 総務部部長
1987年に国立国会図書館に就職。(専攻は医科学で図書館とは無縁だった。)国際子ども図書館の開設準備、インターネット資料収集の法制度対応、管理職としては図書館資料の大規模デジタル化や図書館間送信等を担当し、2017年1月より現職。
パネラー:越塚 美加(こしづか みか)
学習院女子大学国際文化交流学部 教授
1994年3月:慶応義塾大学大学院文学研究科図書館・情報学専攻博士課程満期退学。
1994年7月~1998年3月:文部省学術情報センター研究開発部文部教官助手
1997年10月~1998年3月:米国NJ州立ラトガース大学アレグサンダー図書館に派遣
1998年4月~:学習院女子大学国際文化交流学部日本文化学科助教授
2009年4月~:学習院女子大学国際文化交流学部日本文化学科教授
モデレーター:野末 俊比古(のずえ としひこ)
青山学院大学教育人間科学部 教授
青山学院大学教育人間科学部教育学科教授・図書館長。東京大学大学院教育学研究科博士後期課程単位取得満期退学。学術情報センター助手、青山学院大学専任講師・助(准)教授、国立情報学研究所客員助(准)教授、英国シェフィールド大学客員准教授(visiting lecturer)などを経て、現職。専門分野は図書館情報学・教育情報学、関心領域は情報リテラシー教育など。