山東省ニセ宇宙人事件
タン編集長たちが旅の最初に出会う「宇宙大使館」シャオさんの宇宙人の死体にはモデルがある。2013年6月、山東省浜州の農民・李凱は、黄河の河畔でUFOと5人の宇宙人に出会ったとネットに投稿。そのうちの一人が、野ウサギを獲る罠にかかって死んだと主張し、冷凍庫に入った宇宙人の写真も公開した。注目を集めた結果、専門家や警察が調査に踏み込み、数日後に李凱は宇宙人の死体はシリコン製の偽物であることを告白。社会秩序を乱した罪により、拘留5日間の行政処置を受けた。コン・ダーシャン監督はインタビューで、この事件が映画の着想の一つになったと語っている。なお劇中でシャオさんも山東出身であると言っている。